1.はじめに

限られた空間においてどの程度BiomizerⓇが空中浮遊菌を制御可能化というテストである。
2013年東京の投影部品㈱と共同で行ったテストです。

2.測定条件及び方法

(1) BiomizerⓇ(pH2.7 O.R.P1138mv 残留塩素30ppm)
(2) 用意された空間の大きさ(4×6.9 天井の高さ2.44m 67.34㎡)(空洞に目張りし空気の流れを遮断。)
(3) 散布量 5分間で総量201cc
(4) 散布装置 エアーサンプラー MAS-100(使用は別表参照)
(5) 検査方法
ア. 定点観測法
地上から1.0m及び1.8m 定められた定点 各高さごと6ヶ所 計12点における散布前の菌量と散布後の菌量(常在菌)の値を比較し、制御効果を確認する。
イ. 使用培地について
(ア) トリプトソーヤ寒天培地(SCD寒天)を使用詳細は別表2を参照
(イ) 35℃で48時間培養し、その結果育成したコロニー数を浮遊生物数とした。
(ウ) 作業は衛生検査技師によって行われた。

別表-1【エアーサンプラーMAS-100 仕様】

品 名エアーサンプラー
メーカー名メルク・ジャパン㈱
型式・製造番号MAS-100・76447
形式名エアーサンプラーMAS-100
吸引流量100L/分 流量が不足な場合はエラー表示
電源110-240Vバッテリー式
プログラム吸引量10、20、50、250、500、1000リットル
吸引量自由設定可能
寸法・重量高290、直径110mm・2.2kg
原理アンダーソン法(ANDERSON)
内蔵エアーセンサー・アネモメーター・デジタルクロック

別表-2【トリプトソーヤ寒天培地(SCD寒天) 組成】

品 名トリプトソーヤ寒天(SCD寒天)
メーカー名日水製薬㈱
培地1L中
ヘプトン15.0g
ダイズペプトン5.0g
塩化ナトリウム5.0g
カンテン15.0g
pH7.2±

3.検査結果について

(1)高さ1.0m 6定点における菌の制御結果について
表1 空中浮遊微生物測定結果

(2)高さ1.8m 6定点における菌の制御結果について
表-2 空中浮遊微生物測定結果

(3)1.0mの高さにおける菌種傾向について

(4)1.8mの高さにおける菌種傾向について

(5)1.0mの高さにおける各地点ごとの菌数(単位:CFU)

(6)1.8mの高さ各地点ごとの菌数(単位:CFU)

4.まとめとして

(1)67㎡の部屋に5分間かけ201ccのBiomizerⓇを散布した結果約60%の菌の制御が出来た。
(2)常在菌の中に芽胞菌が多く含まれている。
これらを制御する事は病院における最高水準 高水準消毒レベルである。
(3)閉鎖された空間であって空調を止めていても空気は自然に動いている。その流れは時間周りではないかと思われる。(制菌状況から)
散布位置から離れていない地点5が完全にスポット(穴)になっており、その事からも考えられる。

BiomizerⓇ空中における流れ予想
(散布装置の特性を詳しく確認する必要性がある。)

(4)今回のようなテストを行ったのは2013年当時多分世界で初めてであると思われる。食品添加物であるBiomizerⓇを用いて確実に空気消毒が可能である。
しかし、BiomizerⓇは次亜塩素酸HClOを含んでいる為、「労仂安全衛生法・特定化学物質等障害予防規則第2類物質作業環境評価基準」が適用される。
その数値は0.52mg/L(ppm)が望ましいという事である。
塩素ガスの目安は0.35mg/L=刺激臭により存在と感ずる。
1.0mg/L=長時間耐える限界
ちなみに吸引最低致死濃度は430ppm 30分である。

(5)67.34㎥の部屋に5分間で201ccのBiomizerを散布した直後及び24時間後確認をした際、塩素臭が全く感じられなかった。
この事からも人体には安全であると判断して良いと思う。

菌結果写真 【1.8m・・・後】

菌結果写真 【1.8m・・・前】

菌結果写真 【1.0m・・・前】

菌結果写真 【1.0m・・・後】