おはようございます。太田雄一です。第180回・農業編29「土壌①・土壌と微生物」
農業編29「土壌①・土壌と微生物」
今日は土壌についてお話をしていきたいと思います。土壌とは何かということを辞書で引くと
1. 植物の生育媒体。2.水を蓄え、水を供給、水を浄化するところ。3.大気の組成を変えるところ。4.多くの生物の住処と書いてあります。実際にその土壌には膨大な数の微生物が生活していますが私たちにはその姿が見えていません。
土壌とは
①植物の生育媒体。
②水を蓄え、水を供給、水を浄化するところ。
③大気の組成を変えるところ。
④多くの生物の住処
しかし、多種多様な微生物が躍動しているだろうことは容易に想像がつきます。また、そこには
1.モグラ。2.トガリネズミ。3.ミミズ。4.ヤスデ。5.ワラジムシ。6.白アリ。7.ゴミムシ。8.トビムシ。9.ササラダニ。10.ダニ。11.ミミズ。12.線虫等が生活しておりその数は50種類以上と言われています。

実態はよくわからないというのが現実です。私たちはダニというとすぐに有害虫というレッテルを貼りますが、ダニは動物の死骸や枯れ草などの植物の死骸を粉々にするという大切な役目を果たしてくれているのです。
自然は1種類の微生物や虫だけが繁殖することを極めて厳しく規制しています。人間が介在しない限り自然界の中ではその様な事は決して起きません。
今、世界中で猛威を振るっている赤ダニや粉ダニにも本来担うべき役割があるのですが、人間が全ての生物連鎖を農薬等を用いてそれをバラバラに断ち切るという極めて無謀な行為をしている為に生じている事なのです。