おはようございます。太田雄一です。第192回・農業編41「野菜・果物の尊厳①」
農業編41「野菜・果物の尊厳①」
今から15年以上前に日本の種苗会社、有機肥料製造会社の経営者が集まり関西でF1種についての会議が行われました。私は直接関係がなかったのですが環境関係の新聞社の社主について行きオブザーバーとして参加させてもらいました。
当時F1種についての知識もなく、ただその席の末席で傍聴しメモを取るだけでした。何が何だかわからなかったのですが、帰りの新幹線でメモを読み直して見ますと極めて大変なことが書かれていることに少しずつ気が付きはじめました。
しかし、今後どういう活動をするべきかがビジョンとして浮かんできません。何故ならこちら側は極めて微弱であり、立ち向かう相手が余りにも強大だったからです。
また、当時の私には海外のマーケットの方が大切で日本のマーケットに力を割ける状態ではありませんでした。日本で少しでも動くと、またバシバシとやられるそんな状態であり、何もできないという感じでした。
そのメモが今回偶然に出てきました。断片的なメモでしたが久しぶりに読んでみました。驚きました。そして、ビックリしました。「何だこれは。これからどうなるのか。」と思いました。
野菜や果物も生きています。そんな彼ら彼女らの尊厳はズタズタです。人間であることが恥ずかしく情けなくなります。
