おはようございます。太田雄一です。第164回・農業編13「日本での農業実験」

農業編13「日本での農業実験」

私たちはこう考えました。もし、この「電解電子機能水」の中に水素イオンが2個の電子を固定していると仮定すると(ヒドリドイオン)、これを植物にかけると植物は大きくなり、沢山でき、そして元気になっていくのではないかという推論を立てます。

何故なら植物にとっては自分で光合成をおこなう以上に水素イオン電子を得ることができるからです。  

水素原子に電子が2つのヒドリドイオン(H)
光合成でできる水素イオン(H+)と電子(e)は
植物が吸収しきれなかったものが空気中に放出

要するに彼らにとってはボーナスを得るようなものになるので大量のATPというエネルギーを作り出し、その結果として作物は大きくなり、沢山でき、そして強くなるという理論です。しかし、そうであったとしても、この世は理論通りには進みません。

どのタイミングで水素イオンから電子が離れるのか等、このヒドリドイオン(H-)というものの特性が全く分からず私たちはそれを知るためその実験を繰り返し行ない、その実験の中から答えを導き出すしかないと考えました。

もし、水素イオンがガッチリ2個の電子を固定しているのであれば相当な力(熱、圧力等)を加えなければなりません。そうであるのであればとても農業では使えません。

日本の小さな畑で行った試験はその確認でした。びくびくでした。最初ニンニクで行なったのですが、この「電解電子機能水」ニンニクにかけるとほぼ瞬間的にニンニクの葉がシャキっとしたのです。

この姿を見て水素イオンから電子が離れるのにはさほど大きな力が必要がないのではないかと感じました。その同じ試験を何度も何度も繰り返しました。

その後花卉でも同じ試験を繰り返しました。花卉(かき)でも同じ結果が出たため、私たちはこれを一応の結論としました。

バケツで地面にかけるぐらいの力で水素イオンから電子は離れそれぞれはその機能を開始するということに私たちは気が付いたのです。

バケツで地面にかけるくらいの力で
水素イオンと電子が分かれ機能を発揮する

この結論を持って試験先を海外へと向けることとなりました。