おはようございます。太田雄一です。第158回・農業編07「硝酸イオンと亜硝酸イオン」
農業編07「硝酸イオン(NO3–)と亜硝酸イオン(NO2–)」
硝酸イオン(NO3–)はマイナスの電荷をもち当然水に溶けます。
植物の体は原則プラス(+)に帯電しています。元気な程強くプラス(+)に帯電しています。
野菜等を土から引き抜くと土がついてきますよね。この土はマイナス(-)に帯電しています。ただ引っかかっているのではないのです。

そのマイナスに帯電している土の中を通ってくる訳ですから窒素はマイナスに帯電していなければならないのです。もしプラスに帯電しているとマイナスに帯電している土に全部食われてしまいます。
また、自然というものはすごいもので窒素を加工するうえで微生物が関与してきます。亜硝酸イオンをまず作りそれからまた違う微生物が硝酸イオンにするのです。
ご存じの通り亜硝酸イオンは極めて強い毒性を持っています。
もし窒素を亜硝酸イオンにする微生物が亜硝酸イオンを硝酸イオンにする微生物より多ければこの世に生命は存在していないことになります。

しかし自然界はすごいものです。若干、亜硝酸イオンを硝酸イオンにする微生物が少しですが多いのです。生命は微妙なバランスで出来ているのです。
人間はこんなことも調べずに皆殺してしまいます。無茶苦茶なことです。
これは私、太田雄一が言っていることで一般的な農業理論とは違います。このことは理解して頂きたいと思います。