おはようございます。太田雄一です。第157回・農業編06「窒素と硝酸イオン」
農業編06「窒素(N)と硝酸イオン(NO3–)」
たんぱく質を作るための20種類のアミノ酸を作るには窒素が絶対必要なのですがこの窒素は土壌には元々存在していないのです。
ではどこにあるかというと空気中には78%占めるほどあるのですが、三重結合と言ってがっちりくっついているため簡単に離れないのです。


その離れない窒素を窒素固定菌が時間をかけて離し植物が吸収できる状態、硝酸イオン(NO3–)にするのです。
しかし、トマトにはトマトのミカンにはミカンの豆には豆の窒素固定菌がおり極めて細部にそして厳格に分かれている為、効率が悪く自然農法では生産量も品質を上がらないのです。

この状態を打破するために窒素肥料を入れるのです。植物は土壌内に窒素がないことを知っているためもし窒素があると最大優先順位で窒素を吸い上げようとします。そのため必要以上に多く吸い上げてしまうのです。
先に述べたように窒素はNの状態では植物は吸収出来ません。イオンになっていないといけないのです。硝酸イオンです(NO3–)。