おはようございます。太田雄一です。第110回
「農業WEEK 2024」
難しい話が続きました。今日は少し現実的な話に戻そうと思います。先日、幕張メッセで「農業WEEK」という名の農業ショーが行なわれました。10月9日・10日・11日の3日間でした。

大阪の代理店さんが会場を借りていましたので、そのヘルプのため4名の人たちが当法人から出ていきました。私は他に予定があったため参加できませんでしたが、参加した人たちはそれなりに日本の農業について、何らかの感触を持ったものと思います。
はっきり言って「日本の農業」は他国から見て進んでいるとか遅れているとかではなく、大きな勘違いをしていると思います。
例えば車輪がなく走れない車なのに、タイヤの存在を無視してボンネットを開けキャブレターの調整をしているようなものと考えればよいと思います。
要するに勘違いの道をひたすら絶壁に向かって走っていると考えたらよいでしょう。

農業は国の国策事業です。昔から農業の原則は「安、安、美」と言って安いこと、安全であること、美味しく栄養があることが求められています。

現在の日本の農業は全くこの理想とは逆で「高いこと、危険なこと、まずいこと」が追及されているのではないかと思うほどです。
現在発生している虫の問題、病気の問題、生産量の減少の問題の90%は土壌内の原因が主です。
そこの問題を無視して農薬や、肥料やホルモン等の問題を重要視している事自体が何かがおかしいということとなります。