おはようございます。太田雄一です。第111回
「世界の農地で見えてきたもの」
何もしないでこんなことを言うのであれば信憑性もないと思いますが。
私たちは8カ国で約20年にわたり76種類の農産物を約5万ha以上の農地で実験をしてきました。
その結果導きだされた結論ですので信憑性は高いと思います。
現在、日本でも九州や中国地域では「きゅうり」「なす」「レンコン」「かぼちゃ」「玉ねぎ」「長ネギ」「キャベツ」「オクラ」「トマト」「ミニトマト」「米」「サツマイモ」「にんじん」「大根」「みかん」「ニンニク」「リンゴ」「葡萄」「いちご」等が普通に無農薬で生産されており「安、安、美」が達成されております。
たった3年でこれだけ広がったのです。日本人はよくエビデンスだとか、実際にやっている現場を見せろとかと言いますが使ってもらえばすぐにわかることであり、「ああでもないこうでもない」と言っている時間があるのであれば、勇気をもって本当に挑戦してみればよいのではないかと思います。
今年も米を限定200個(5キロ5000円)で販売しましたが即売しました。
50個を即時に追加しましたが半日も持ちませんでした。(農家には1キロ750円を戻しております。)今後こうした実績を用い海外のネットマルシェ等を真似た国内販売網を逐次整備していく予定でいます。
そうすると消費者は安全なものを安く仕入れることができ、農家も豊かになり、農業の健全化、すなわち「革命的な農業改革」が日本に生まれ、日本から世界に向けこの技術が輸出されていくこととなります。
現在の日本の農業は私に言わせればアクロバット式農業に見えて危なくて見ていられません。
世界では、無農薬で農産物を生産することは難しいことでもないし特別なことでもありません。
そうした日本の非常識的観念から一日も早く逸脱してほしいと私は思うのです。