おはようございます。太田雄一です。第296回・新生日本編06「55年前の自衛隊」
新生日本編06「55年前の自衛隊」
日本には「自衛隊」という組織があります。
私はその中で海上防衛を行なう「海上自衛隊」という組織に14年在籍しておりました。そのうち6年は船に乗っておりました。(そのうち5年は北海道の海にいました。)
私が乗っていた船は北の守りを行うための船で毎年3月下旬から流氷が来る10月下旬まで北海道の礼文島の沖で警戒の任についていました。

元々は当時の運輸省の測量船で自衛艦籍にも属しておりません。(その為、自衛艦旗ではなく日の丸を上げている船でした。)
それを急遽改修してレーダーを乗せ(方位距離測定用と高度測定用)、当時第一線のBADGE(自動警戒管制システム)のRTS(レーダートラッキングシステム)を搭載している超超おかしな船でした。

商船タイプの積載トン約750トンの船で船の運用は海上自衛隊が、レーダーの運用は航空自衛隊が船の防御は陸上自衛隊が担当しそれに陸幕2別という全く正体のわからない日本のスパイ機関がソビエトの通信傍受の為乗り組んでおりました。総員で約80名です。
舟の総員約80名の役割
①船の運用「海上自衛隊」
②レーダーの運用「航空自衛隊」
③船の防御「陸上自衛隊」
④ソビエトの通信傍受「陸幕2別(陸幕2部特別勤務班)」


