おはようございます。太田雄一です。第273回・再始動編66「電気分解装置の開発業務に専念」
再始動編66「電気分解装置の開発業務に専念」
今までは高橋君の強いリーダーシップ、カリスマ性で伸びてきた会社です。
私は共同経営者という形でおりましたが、それは高橋君が私を立ててくれていたからです。
確かに様々会社には貢献したと思いますが、私がすべてをまとめ高橋君に代わり皆を引っ張って行くなど夢のまた夢だったのです。そのくらいは私でもわかります。
そうこうしていくうちに専務のグループがメンテナンスシステムのソフトと社員の半分、現場の代理店の半分程、多くのお客さんを引き連れて独立していきました。
当時、会社は本社を新横浜駅の前のニッセイビルに移しまさに新たな時代に入っていこうとするときでした。そんなときのクーデターだったのです。
それから数年でこの会社は消え、大手不動産会社に買われていきました。
下の会社ロゴを見てください14本の線の通り14年でこの会社は寿命を終えたのです。15年目はありませんでした。そんな姿を見ていて本当に悲しくなりました。

精魂込めて作り上げた会社が後で入ってきた輩達に散々もてあそばれ壊されていく姿を見て涙が出るほど悔しかったのです。
一時は奥さんの味方をしようとも思いましたが、私が味方しようがどうにもなるわけでも無かったためそれも諦めました。

このごたごたから一時も早く離れ塩野社長、高橋君から託された電気分解装置の開発業務に専念することと決断しました。亡くなった家内も同じ気持ち、意見でした。