おはようございます。太田雄一です。第289回・再始動編82「UH-1型の20年の歴史」
再始動編82「UH-1型の20年の歴史」
それから約20年が過ぎようとしています。あの配線だらけの装置はU君が無駄な機能を一つづつ取り外し、現在は下の写真の通りに簡単な装置になっています。

私はこの装置に彼らの頭文字を取りUH-1型と名付けました。このUH-1は基盤を一枚も使っておりませんが非常にうまく全てを管理運用していると思います。
要するに昔流行った誰でもきれいに写せるという名のカメラみたいなものです。
部品点数を極力少なくし、安定した部品を使用し、可能な限り安定した部品を複数個使っていくという方式を取っています。
それによって故障の発生率を下げるというやり方です。

自衛隊の小銃や短銃と同じ考え方です。私たちは目をつぶっていても、真っ暗闇でも銃を分解し組み立てる事が出来ます。
もちろん、それは演練のたまものではありますが、銃の構造がこのように簡単であるから出来ることなのです。
このUH-1が出来てから早いもので20年が過ぎようとしています。海外を含めこのタイプの装置は570台ほど市場に出ています。これがなかったならば海外での展開が出来なかったと思われます。
このコロナ禍により現在も部品の供給もままなりません。
この愛すべきUH-1にも部品の問題が忍び寄り2025年8月1日をもって生産を中止しなくてはならなくなりました。非常に残念なことです。

今回そうした背景の中「UH-1どうもありがとうキャンペーン」を開くこととなりました。チラシをご覧ください。
安価での提供になっています。(本当に私たちの気持ちです。)→「UH-1どうもありがとうキャンペーン」
現在、こうした装置を女性技術者が組み立てています。丁寧に組み立てていますので更に安心できるのではないかと思います。


