おはようございます。太田雄一です。第271回・再始動編64「電解装置開発に着手」
再始動編64「電解装置開発に着手」
私は大学で電子工学を学んだ訳でもありません。機械工学や電気化学の知識があるわけでもありません。
そんな自分に本当に出来るのだろうか。そんな疑問からスタートすることとなりました。
君ならやれると煽てられ、会社から月に80万円頂き、会社業務から離れこの開発に特化することとなりました。
しかし、経済的に余裕があると言うことはダメなのですね。あっという間に1年が過ぎ2年がたっていきました。
何とか未分解食塩の入っていない装置を作り上げたのですが、まだいくつもの超えなければならない問題点があります。
電解装置の問題点まとめ
1. 食塩使用(残留する。) → 解決
2.純水使用に限られる。
3.酸とアルカリ性水の同時吐水のみ。
4.水の生成量が少ない。
5.装置の故障が多い。
6.長持ちしない。(水素・電子が抜けていく)

こうした部分にはまだ手が付いていませんでした。他社の技術者たちは会社の方針で一人また一人とこの業界から去っていき、たった一人残されてしまったのです。

そのため相談する相手もいません。そんなことをしていると突如事件が起こったのです。