おはようございます。太田雄一です。第246回・再始動編39「塩野義製薬との初めての仕事」

再始動編39「塩野義製薬との初めての仕事」

塩野義製薬と契約後すぐに電解水生成装置350台の取り付け依頼が入りました。大阪は塩野義製薬の本拠地ですので、そのエリアを除き350台でした。北は岩手県八幡平病院から沖縄糸満市の病院まででした。

当時のシオノギ製の電解水生成装置α-1000

そのため、私たちは中古の大型ライトバンを2台買い車内を改造し最悪車内にも泊まれるようにしました。

そして、その2台は1台は北に向け、もう1台は南に向けて技術者を2名ずつ乗せて出発していったのです。当初のシオノギ製の装置は故障が多く本当にてこずりました。

関東は1台の専用車で処理することとなり全部で3台の工事車両と12名の技術者により約半年かけてこの350台の取り付けを終えたのです。

北と南に派遣した車が東京へ戻ってきたのはそれから半年後でした。その間、人間は10日間隔で常時交代させていくというスタイルでした。