おはようございます。太田雄一です。第245回・再始動編38「塩野義製薬と正式契約」
再始動編38「塩野義製薬と正式契約」
塩野芳彦氏の最初の電話から1か月が過ぎたころ大阪道修町(どしょうまち)にある塩野義本社に来てくれとの連絡がありました。

私たちは二次試験程度に考えていたのですが、実印を持ってきてほしい旨連絡があり、なんで「実印」が必要なのかなどと言いながらも「実印」を持って大阪まで出かけていきました。
そこで、塩野社長の最終面接があり。その場で契約となったのです。

私たちの元の仕事は高橋君は警察官です。私は自衛官です。そうしたことが評価されたのかなと最初は思っていたのですが、後に塩野社長に聞いたところ、それも一つだが、短い時間に一つのビジネスを作り軌道に乗せた実績を重視したと言われました。
やはりここでも実績なのです。もう一度言います。「人間万事塞翁が馬」です。この素晴らしいスタートが高橋君の命を奪い、私を経済的などん底に追いやるとはこの時全く夢にも思いませんでした。