おはようございます。太田雄一です。第242回・再始動編35「信用をつける高橋方式」
再始動編35「信用をつける高橋方式」
電気温水器の受注数は月に30台、40台と伸びていきました。三菱電機製一本に絞り三菱電機に信用を付けていったのです。
最初は1台98,000円だった仕入れ値が半年後には78,000円まで下がり、その後はバックマージンまでもらえるようになっていったのです。
そうなると信用がついてきます。作業も取引も事故が無いように慎重に慎重に進めました。どんな会社を作るのか、どんな社名にするのかわからない時代に既に月に1000万円程度の売り上げが上がっていたのです。
「東京電力指定店狛江サービス」という屋号だけでです。そうなると周りが無視できなくなくなっていきます。屋号も事務所も新しい会社を作るのにも東京電力や三菱電機が入り込んできます。介入してこようとするのです。
私たちは利用できるものは全て利用し、余計な介入を避ける為の方策を立てながらしっかりとした足場を作り確実な一歩を踏み出すこととしました。私はこの方法が全てだとは言いません。

この方法は偶然うまくいったのかもしれません。でも私は今でも思うのです。当時の高橋君のやり方は私のやり方とは全く違うものでした。
自衛隊を出てから今まで42年商売を続ける中で私のやり方は見事に機能しませんでしたが、高橋方式に移行させるとほとんどの場合上手く行ったのです。
高橋方式とは
①ビジネスを始める
②余計な準備はせずに売上をまず立てる
③売上を上げて信用を得る
④屋号や事務所を作るときにはすでに協力者がいる状態を作る
⑤余計な介入を避けしっかりとした足場を作る