おはようございます。太田雄一です。第211回・再始動編04「中国・考え方の違い」
再始動編04「中国・考え方の違い」
済南の山荘に少し早めについたので周りを散策しようということになって、ハイキングルートを少し歩くことになりました。
しかし、その前日、習主席が歩いたというルートはゴミだらけなのです。ペットボトルやたばこの吸い殻などが所狭しと転がっています。

この時、中国人のゴミに対する考え方は日本人とは違うのだなとはっきり思いました。しかし、こんなことで驚いてはいけません。
中国の公衆トイレは少し慣れたといっても汚すぎます。私はその山荘で尿意を覚えたのでトイレに行きました。前日、習主席が休んだという山荘のトイレも汚過ぎて私は使えませんでした。
そのため、少し隠れたところの谷で用を足そうと下を見たら、やはりゴミの山なのです。それも凄い量です。中国ではトイレとゴミが大敵です。こればかりは慣れようと思ってもなかなか無理です。

中国は今、ペットブームです。しかし、今からやはり10年ほど前には上海の町は犬の糞の為に歩くことすらできなかったことを皆さんは知っていますか。
道は1mごとに犬の糞が鎮座し、そこを避けて歩かなくてはなりませんでした。夜は道がはっきり見えないので外出することも無理な状態でした。公園の芝生に腰掛けるなど余程勇気がなければできなかったと思います。
犬の糞に埋もれた町「上海」だったのです。