おはようございます。太田雄一です。第201回・考え方「総集編」

考え方「総集編」

考え方01「オオタの戦い」

気の滅入るような暗い話となった「F1という寄り道」でした。このまま土壌の話に戻る気がしないので、少し私の個人的な考え方を話してみたいと思います。

私はこの仕事だけを37年続けています。今、皆さんに今お話をしていることはこの37年間の試行錯誤の結果であり、それも単に表面だけの話だけです。

私はあるときにこれは単なる仕事ではなく戦争であるという認識を持ちました。

昔見たピーター・オトール主演MURPHY’S WAR(マーフィーの戦い)に重ねて「OHTA‘S WAR(オオタの戦い)」と勝手に位置づけました。そうするとそれまではわからなかった様々な物が見えてくるのです。

孤軍奮闘する「OHTA‘S WAR(オオタの戦い)」
位置づけると様々なことが見えてくる

私は前にも述べたように白人の女性を伴侶とし彼女が亡くなるまでの28年間を一緒に過ごす機会を得ました。子供も4人授けられました。しかし、彼女ら彼らには本当に迷惑をかけてしまいました。

白人の女性を伴侶とし子供も4人授けられました

本当の貧乏とは何かまで教えることとなったのです。そうした環境の中でも4人ともしっかりと生きていてくれています。親が見ても4人とも中々しぶとく頼もしく見えます・・・。

そうした環境の中で私は少し白人種の物の考えがわかるような気がしています。それは家内が私に色々なことを教えてくれたからです。

特に欧米人の物の考え方です。そうした眼鏡で見る世界は驚くような残酷な世界です。

考え方02「アメリカで起きたトランプ革命」

今、アメリカトランプ革命が始まりました。まだ1か月しか経っていないこの革命が、ロシア革命マルティン・ルターの宗教革命に値するほどの強烈な革命である事は日本の新聞やテレビを見ても一切伝わってきません。

しかし、家内からもらった眼鏡で見るこのトランプ革命が吹き荒れるこの世界は私たち日本人が考えているような平穏な世界ではありません。大嵐です。

アメリカでトランプ革命の大嵐が始まった

本当に今の日本はこうしたを乗り越えていけるのだろうか?本気で心配になります。

人間としての尊厳、文化、地球の尊厳、お金からの離脱、いろんな意味での革命です。そうなると今までの価値観が吹っ飛び、今までとは180度違う価値観が必要とされます。

それが一気に来ているのです。アメリカで起きた嵐は必ず日本にも届きます。4周回遅れで走っている私たちもこの嵐が近い将来必ず襲ってきます。

アメリカで起きた嵐は必ず日本にも届きます

私はこう思います。「この時代は欺瞞は通用しないのだと。」お金を得るだけの為に人間は大切な自然環境や道徳、人に対する思いやりなどを平気で壊してきました。

欺瞞は通用しない時代になった

そんな時代はもう終わりであり、本物でしか通用しない時代が来ていることを知らなければならないと思うのです。

考え方03「隠された情報・ウクライナ戦争」

2025年2月24日でウクライナ戦争4年目に入りました。アメリカ・ロシア間で目まぐるしく和平への模索が始まっていますが、この報道を見ても真実が巧妙に隠され続けているように思います。

ウクライナ戦争の和平への模索が始まっています

トランプ政権になって大幅に真実が出て来ており、初めてこうした真実に出会った人たちにとっては晴天の霹靂以外何物でもないと思います。

私の自衛隊時代の後輩もマスコミに登場しウクライナ戦争についてのコメントを語っておりましたが、彼らは何か都合の悪い真実を隠すために利用されているのだなあという感じを強く持ちました。

私の友人で陸上自衛隊の同期のY君は(私は海上自衛官でしたが陸上自衛隊の学校で情報の教育を受けたことがあります。その時の同期です。)彼は今は政治学の博士号を取り大学の教授として第二の人生を謳歌しておりますが、暇なのか、凝り性なのかは別として多くのデータをベースにこの戦争を最初から分析しておりました。

陸上自衛隊の同期のY君のデータによる分析は世間と違った

私はただ彼の分析を黙って聞くだけだったのですが、たまに見るテレビや新聞の報道とは最初から大きく違っておりました。彼の分析によれば最初からウクライナは大負けしていたのです。

考え方04「暴かれた情報・ウクライナ戦争」

ロシア軍は初めは新しく戦場に登場したドローン等によって苦戦を強いられた場面もありましたが、すぐに状況になれ、日を追うごとに改善、改革が成され今では高い戦技と戦術を有する世界一強大な軍となっています。

ドローンによって戦争の形が変わってきた

まだ、一部のマスコミの中にはまるでウクライナ軍が勝っているかのごとく報道している所もありますが、現実にはウクライナはノックアウト状態であると考えた方がよいと思います。

この戦争は実際は打撃戦なので大砲の数砲弾の数が戦況を左右すると私の友人は説明します。ロシアとウクライナではこの比率が10対1なのでこの数に反比例する数の死傷者が出ることになります。

私の友人が言っているようにウクライナの戦死、戦傷者は100万人、ロシア側は10万人という数字は極めて現実的な妥当な数字となるのです。

今までは欧米の支援があり数多くの兵器や兵士がウクライナに送られましたがロシア優位の状況は変えることができず、3年たった今の姿はもうどうしようもないというところでしょう。

この戦争で分かったことは欧米の武器はほとんど全てロシアの武器に敵わなかったこと、戦術もロシア側の戦術が欧米よりはるかに上手であったことなどがあげられますが、最も違ったのは愛国心の強さではなかったかと思うのです。

考え方05「世界は繋がっている」

私たちにとってウクライナや西側のロシアは遠い国です。本来私たちには余り関係のない国でもあります。

しかし、今回の戦争で私たちは本当に困っています一体何を困っているのかと聞かれますと、まず第一に良質のチタンが手に入らなくて困っています。第二にプラチナが上手く手に入れることが出来ずに困っています。

第三は炭酸カリウムの原材料のカリウムが入ってこないため困っていますと解答しなければなりません。そして、第四は塩素です。

塩素が入ってこないため塩化ビニルが生産できず、現在価格が2倍になり、そしてほとんど手に入らなくなっています。

ウクライナ戦争で手に入らなくなったもの

①良質なチタン
②プラチナ
③カリウム
④塩素

そんなものどこからでも買えるだろうと言われますが実はそうではないのです。

ロシア、ウクライナの物が、品質的にも生産量的にも世界一なのです。そうしたものが手に入らないために、現在私たちはチタンの素材の質を2ランク落として使っています。

プラチナも可能な限り薄く塗らなくてはいけません。炭酸カリウムもランクを1ランク下げています。耐熱塩化ビニルが全く手に入らないので隔膜の設計を大幅に切り替えざるをえませんでした。

電解技術に必要なものが手に入らなくなっています

そのために電解性能が今、大幅に落ちているのです。私たちにとっても死活問題です。

考え方06「他人事ですまない時代」

ウクライナ戦争の影響で皆さん方にもご迷惑をおかけしています。私たちにとっても他人事ではないのです。

私たちのこの6年間は会社の乗っ取り事件から始まり、コロナの問題で海外の市場がほとんどなくなり、そして基幹部材が手に入らなくなり踏んだり蹴ったりの6年でした。

踏んだり蹴ったりの6年間

早く戦争が終わってほしいと願うのもわかると思います。そんな気持ちで2月28日に行われたトランプ氏ゼレンスキー氏の会談をユーチューブなるもので約50分見せてもらいました。

2月28日に行われたトランプ・ゼレンスキー会談を見る

わからない部分については何度も繰り返し見ました。私はどちらが良いとか悪いとかではなく、双方の基本的な考え方が全くズレているのだなと思いました。

喧嘩にならない方がおかしいと思いました。ゼレンスキー氏はこう言っていました。

プーチンは悪い奴で世界征服を企んでいる。ウクライナは欧米の盾になって戦っている。プーチンを甘く見るな。アメリカは大西洋の向こうにあり、今は安全だがこの先はわからない。我々が欧米の盾になって戦っているのだから支援するのは当たり前だ。勝つまで戦うのだ。支援せよ。とアメリカに向かって話したのです。

トランプ・ゼレンスキー会談 日本語訳版

そこには平和の文字は全くなかったと思います。

一日も早く平和が来ますように。無駄にがこれ以上失われませんようにと祈るほかありません。最後に私たちの仕事も一日も早く健全化しますように。そう願います。

祈るほかありません

トランプ・ゼレンスキー会談 ノーカット版

考え方07「日本とトランプ革命」

先日のトランプ・ゼレンスキー会談の交渉決裂の後、アメリカギリシャにある海軍施設急遽閉鎖しました。これでウクライナに入る武器は止まることとなります。次はルーマニアにある大規模補給施設の建設急遽停止しました。

第3はUSAIDキエフ電力施設のメンテナンスに関わる資金援助をしていたものをまた急遽停止しました。その他カナダから送られた武器等の船便に関する情報をロシアに流すなど、ウクライナに入る武器等を全て止める方向に動いています。

アメリカ・トランプ大統領が行った事

①ギリシャにある海軍施設を閉鎖
②ルーマニアにある大規模補給施設を停止
③キエフへの資金援助を停止
④カナダから流れてくる情報の提供
⑤NATOからの脱退を検討

多分アメリカNATOからの撤退を本気で考えていると思います。アメリカはNATO に全体の67%の資金を出しています。脱退することで、このお金をアメリカ国内で使うことができます。アメリカ抜きのNATOは機能しません。

先日トランプ大統領に言っていたウクライナゼレンスキー氏が言っていることは支離滅裂でした。

まるで「これからも戦争は続ける。アメリカも支援しろ」と言っているようなものでした。

「これからも戦争は続ける。アメリカも支援しろ」

彼は本気で平和を壊すためホワイトハウスに行ったのではないかと思います。

私は政治学の専門家ではありませんが、家内からもらった白人を見る色眼鏡があります。それをつけて見た現在の姿は面白いほどに滑稽で悲しい話でもあります。一体人間とは何なのだという疑問そのものです。

日本の政府もしっかりしないと本当に大変なことになると思います。

色眼鏡で見ると滑稽で悲しい話
日本もしっかりしないと大変なことになる

ゼレンスキー氏は単に利用されそして使い捨てられる運命の人です。そんな人に加担していると近い将来アメリカという国を敵に回すこととなるでしょう。

トランプ革命はものすごい早いスピードで進んでいます。ついていくだけでも大変です。

こんな時代に生まれ生きていてこんなスリリングショーを見れるなんてなんて私は幸せなのでしょうか。そう感じるこの頃です。