おはようございます。太田雄一です。第233回・再始動編26「日本と海外・展開の違い」

海外での展開についてはトップを抑えることで大きく進展します。中国でも、メキシコでも、モンゴルベトナムでもこのやり方はそれなりに成功しました。

要するにキーマンをしっかり抑えると言うことです。今から20年以上前に日本に留学し現在はそれぞれの国で主要ポストについている人(所謂エリート)の懐に入り込むという方法を取れば概ね成功します。

彼ら彼女らは日本語も話せますし、日本の文化にも親しみを持っています。お風呂にも入ります。こうした事なのであまり苦労はしませんでした。

また、何故か他の国に留学した人と比べても賄賂を要求されることもほとんどありませんでした。その様な方法でコロナが始まる前までの15年を過ごしてきました。相手に取り込まれることだけに気を付けていればよかったのです。

しかし、日本は違います。コロナの問題が始まる少し前に、一橋大学を卒業し大手銀行の役員だった人に顧問になってもらいました。人脈も広く、昔、農林水産事務次官だった人や農林水産大臣を紹介され何度か農林水産省へ行ったことがありました。

農林水産省本省庁舎(中央合同庁舎第1号館)

資料もしっかり整え、準備もしっかりしていったのですが結果として何一つ動きませんでした。

事務所には元の環境大臣財務省の元事務次官が来られたこともありましたが、これでも何一つ状況は変わらなかったのです。