おはようございます。太田雄一です。第135回

営業編4「営業は戦術があってこそ」

錫(スズ)ドイツではピュアシルバーと言ってと同じ価値があるもので、どんな家にも必ず置いています。(特に家でビールを飲む時には必ず使われます。)

家でビールを飲む時には錫(スズ)が使われます

ドイツだけではなくヨーロッパの文化と呼んで良いのではないかと思います。ですからなんの気負いもなく自然体で臨んだから売れたのかなと思いましたが、それにしてもこの差は一体何でしょうか?

結局その理由はわからずに終わりましたが、私の末の娘が昔デパート勤めをしていた時ダントツで高い売り上げを常に上げていたことを考えると、これはある一種の能力で遺伝するものではないかとも思いました。

娘は他の人より半歩遅れるのですがこんな調子でもよく物が売れるのです。私には物を販売する能力がないということを明確に示してくれたエピソードです。

同じ条件で0対580万円の差は結構心に傷がつきますよ。

私は先にマレーシアの会社に2年間在職していたことをお話ししました。私が入った時は日本支店としてオープンしたばかりでしたが、その準備として約3年間の期間が存在していたのです。

その間に色々と策が練られマーケティングの基礎は出来上がっていました。

東南アジアの商品を日本市場に定着させるということは簡単ではありません。その為の戦術はしっかり立てられていました。

私は最終の作業である接待要員として採用されたのです。そうでなかったら誰が好き好んで営業経験ゼロの人間を雇いますか。私がいた2年間は毎日が宴会接待です。

美味しいものを毎日食べれて良いねと言われますが、それはそれで激務であり大変な事なのです。

この2年間で10キロ体重が増え身体のあちこちに黄信号が点灯し始めました。要するに体が丈夫であることが採用の条件だったのです。

接待営業で10キロ体重が増えた太田雄一