おはようございます。太田雄一です。第79回

「平井孝志博士と多元素共存鉱石」

平井孝志博士は和歌山県田辺市の背戸川浄化の時、いくつかの資材を使いました。祖陽石、班母岩、そして輝緑岩のような「多元素共存特殊鉱石」。

祖陽岩と班母岩の成分分析表
輝緑岩の成分分析表

そしてカビの一種であるアスペルギウスから作り出すたんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪の分解酵素「リパーゼ」、炭水化物分解酵素「アミラーゼ」という3つの酵素群、そしてアメリカから持ち込んだ微生物群です。

アスペルギルス (Aspergillus)(コウジカビ)

これらを用いて背戸川の浄化作業に当たったのです。川は見る見るうちに綺麗になり4ヵ月後にはヤゴが戻って来ました。トンボの幼虫であるヤゴは清流でなければ生きていくことができません。この背戸川は4ヵ月前まではドブ川であったところです。

平井孝志博士の「微生物とミネラルの話」


当時のNHK で60分の「ヤゴの戻った川」という名前で放映されました。その他大手の新聞にも取り上げられました。私は端で見ているだけでしたが本当にすごいなということを実感しました。

それと何よりも驚いたのはその費用でした。通常の十分の一の2千万円もかからなかったのです。こんな技術が出たら困る人が多く出てきます。早速潰しに入られました。

平井先生の誹謗中傷の嵐です。全くどうしようもない輩が牛耳っている、この日本の有様を見て悲しく情けなく思いました。まだ塩野社長高橋君も健在の時でしたので、「我々もこんな目に合うのは時間の問題だね」と話し合ったことを覚えております。

私は平井先生に一つの質問をしました。もし「川ではなく人間の体でもこれと同じことが起きるのか?」と尋ねたのです。そうすると平井先生は全く同じ効果が出るよと言われたのです。

私は当時塩野社長がアメリカから入ってくるであろう大量の薬に対抗するものとして、一つは「電解電子水」もう一つは「漢方」という話を思い出し、もう少し深く調べてみようと思ったのです。色々、石の探し方から見極め方まで平井先生から教えていただき全国の石探しの旅へと旅立つこととなりました。