おはようございます。太田雄一です。第65回

「日本での裁判の結果」

CEマークの裁判が終わってからすぐ次の裁判が始まります。今度は特許裁判です。私たちは2005年にPCT(特許国際条約)事務局に日本の特許庁を経由して届けていますからなんの問題もなくすぐに終わると思っておりましたが最終的には計3年かかりました。

2005年にPCT(特許国際条約)特許庁から申請済み

いくら証明するものがあっても日本の裁判制度ではこれだけかかるのですね。3年後私たちはこの裁判の勝者になりましたが本当に疲れました。

その裁判が終わるとすぐに次の裁判が始まりました。この裁判は納品した製品の仕様が違うというものでした。この原告も日本人です。インターネット経由で注文を受けた唯一のお客さんで、文書での指示書の下、製品を作りました。そして納品したところあれを追加しろあそこを直せと注文時の仕様とずいぶん違うのです。価格が上がりますと言うとすぐに裁判です。こんなことってあるのでしょうか?驚きました。この件も2年がかりで勝訴しましたが、本当に言いがかりそのものです。道路で肩がぶつかり言いがかりを受けたようなものだったのです。書類がすべてあるのですから負けるはずがありません。

しかし、巷ではこの会社は3回も裁判を受けているとの悪評が立てられていました。

4回目は支払いをするようにとの裁判です。知らない会社から突然購入もしていないものの支払いがされていないとの裁判です。ここまでくると嫌がらせ以外何物でもないと思いました。この裁判は1年で終わりました。相手は偽の納品書などを作っていたため文書偽造の罪に問われました。

その後もまだまだ続きます。その次は私が7500万円を借りて返さないという裁判です。現実には1円も借りていないのですから相手としてはただ嫌がらせをしようとしただけであったと思います。こちらは全て弁護士が入っているのできちっと答弁書を提出しました。

銀行振り込みの証拠借用書も相手はないのですから裁判には勝てる可能性は100%ありません。それでも2年かかるのです。この間毎月日本へ此の裁判の為に帰ってこなくてはなりません。最終的にはこの裁判も勝訴しました。裁判官はこの裁判を総括し「原告の行為は訴権の乱用であって極めて遺憾である。」と言われました。

極めて遺憾であると言われるほどの裁判だった

しかし、この会社は、また、この人間は多くの裁判を受けているとんでもない奴、会社だと言いふらされたのです。

この時期と重複して大阪の人間から会社に680万円を貸しました。特許を押さえますとの裁判がありました。しかし、この時会社に訴状そのものが届いていなかったのです。お金を貸したという人間も会ったことも、聞いたことも、見たこともない全く知らない人間です。当然色々なことがあってもそんな事実がないのですから。

最終的に特許も守られました。しかし、このように何でもかんでも受け付けていたら日本の裁判所は忙しくて仕方がないだろうと思いました。

そして最後です。これは2023年4月28日に終わりましたが1年2ヶ月の闘争でした。機械の半金を受け取り納品しようとしたところコロナの影響で部品が入らず納期が遅れただけで裁判です。すごいでしょう。なんの話し合いもないのです。

裁判官も人間です。常識的に考えればおかしいということが分かります。学歴詐称、職歴詐称、今までの海外の実績は全部嘘、機械装置はゴミ、電解電子機能水はインチキ。誹謗中傷の嵐です。何を根拠にここまで貶すのかが裁判官も誰もわかりません。

最終的にはこれ以上被告の誹謗中傷を続けるならば、被告から名誉棄損の裁判を起こしますよとの裁判官の忠告で和らぎましたが、「こんな会社は存続してはならない」と判決を出せとそれはそれは大変だったのです。

半金を返せば済むというのとはちょっと違う性質のものだったと思います。あれからもうすでに1年4ヶ月が過ぎました。今のところ平和ですが何時どういちゃもんを付けてくるのか分かりませんから全てを慎重に進めているところです。

日本での裁判7件の結果