おはようございます。太田雄一です。第62回

「ベトナムでの会議の結果」

ビン市の市庁舎の会議の通訳は我々よりうまく日本語を操るクアンです。約2時間「電解電子機能水」が何物かを説明しましたがその2時間一切何の音もしないのです。それはそれは見事です。説明が終わり約30分の質問時間がありました。

その質問内容も昨晩考えていた消臭のメカニズムに関することが主で、何とか回答をすることができました。偉そうに全てを分かっている様な顔をして話すのですから我ながら詐欺師になれるんじゃないかとも思いました。

この時は装置を持参していなかった為、次回ベトナムへ来るときは生成装置を1台持ってきてほしいとの依頼を受けました。その装置を持ってダナンへ行ってほしいとのことでした。

電解電子機能水生成装置を持ってダナンに行ってほしいとの依頼

ダナンには微生物による消臭装置が作られていたのですが全く消臭出来ない為使えず困っているとの事でした。そんな約束をして日本に帰ってきたのですが、日本では新たな裁判が待ち構えておりその対応や中国市場の拡大などの問題で次のベトナム訪問はその半年先になってしまいました。

私以外の技術者を派遣すればよいのですが、海上自衛隊出身の技術者はロシア、中国、ベトナム、モンゴルなどには行けません。自衛隊退職後長い人で12年間行けないのです。

一度1人の技術者が隠れて上海に行ったのですが、帰国翌日には防衛省、出入国管理事務所に呼ばれ大目玉を食らいました。日本の管理システムもザルではないことを身をもって知らされました。

私は退職してから12年以上たっていたためなんの制限もありませんでした。