おはようございます。太田雄一です。第56回(重要)
「土の中で起きていること硝酸・塩酸・硫酸」
日本では人工透析の患者さんが約36万人。2万人の患者さんが1年間に亡くなり、3万人の患者さんが人工透析に入るので年間1万人増えるという計算です。
そしてその予備軍が約1200万人。人口の約1割となります。何故こんなに多いのでしょうか。日本の場合は農民だけに限定していません。
初め、私はよく分からなかったのですがその原因が野菜にあることが少しづつ分かってきました。
窒素は我々の体を作るために大切な元素です。これは動物だけではなく植物や昆虫、微生物にとっても同じことです。そして、窒素は元来土の中には存在しません。空気中の78%を占める元素です。
この窒素は3本の手でつながっており中々切れないのです。その為、長い時間をかけ微生物がこれを切り離していきます。
しかし、この世には極めて厳格な掟があります。この菌を窒素固定菌と呼ぶのですがトマトにはトマトのキュウリにはキュウリのとかぼちゃにはかぼちゃのと明確に分けられているのです。そしてこの窒素を植物は硝酸イオン(NO3-)という形で吸い上げます。ですから自然農法では生産量が稼げないのです。
しかし、もし肥料を土にいれるとなるとどうでしょうか。植物は元来土の中に窒素がない事を知っていますので、あれば全て吸い上げようとします。そのため、硝酸イオン過多になるのです。水に溶け植物体内に入った硝酸イオンは植物が光合成によって作った水素イオンと容易に結合し硝酸になります。
こうした硝酸イオンを植物が余分に吸い込まないようにカリウムイオンを土の中に入れます。しかし、カリウムイオンだけでは存在できないので塩化カリウムの状態で土の中に入れ込みます。
植物にとって必要なのはカリウムイオンだけで対イオンの塩素イオンは必要ありません。そのため放棄されるのですが塩素イオンは水に容易に溶け、これも植物体内に吸い込まれます。そして、植物体内の水素イオンと結合し塩酸を作ります。
このように植物体内に硝酸、塩酸が蓄積されることとなるのです。
そのほか化学肥料をいれた場合、窒素は硫酸アンモニウムという形で入れることとなります。植物にとって必要なのはアンモニウムであり、これを微生物が酸化することで先に述べた硝酸イオンにします。
相手を失った硫酸イオンはこれも水に容易に溶け植物体内に入り水素イオンと結合し硫酸になります。こうして植物体内に硝酸、硫酸、塩酸が蓄積されることになり植物はこれら酸によってどろどろに溶けだすのです。
そうしたものを毎日食べさせられている私たちはどうでしょう。
硝酸は私たちの体内でニトロソアミンとなり腎臓にダメージを与え、最終的には癌細胞を作ることとなっていくのです。日本における腎臓病の増加はこうした原因ではないかと思うのです。
硫酸、硝酸、塩酸を毎日野菜や果物を通じ多量に摂って元気な人はいるのでしょうか?もし、そんな人がいたら是非会ってみたいものです。しかし、あくまでもこれは私の私見のようなもので、なかなか理解されませんが・・・・。
また、空からは雨という形で硫酸が降ってきます。その硫酸は土を溶かします。土の成分は多い順から
1.酸素
2.ケイ素
3.アルミニウム
4.鉄
5.カルシウム
6.マグネシウム
7.ナトリウム
8.カリウム・・・・となります。
酸素、ケイ素は消えますが、アルミニウムや鉄は硫酸と結合し硫酸アルミニウムや硫化鉄を作ります。この2つの化合物は置換し、リン酸を固定し安定しようとします。いくらリン酸(リン酸カルシウムの形で入ります。)を土にいれても彼らに全て食われてしまうのです。そうなると生物は次第に力を失い死んでいくのです。(代表的なものは「ラテライト」と言い真っ赤な大地です。)
「電解電子機能水」には多量のカリウムイオンが存在します。このカリウムイオンが硫酸、塩酸、硝酸を固定し動かないようにします。野菜や果物に原液をスプレーしてください。瞬間的に結合し安定、安全になると思います。