おはようございます。太田雄一です。第55回

「スリランカの問題の鍵は…」

スリランカの紅茶は真っ黒で甘いのです。砂糖がたっぷり入っています。疲れているせいか2杯お代わりをしました。その後養鶏場も見てほしいとの事でその家から車で5分ぐらいのところにいると何やら体がかゆいのです。

スリランカの紅茶は黒くて甘かった

車のバックミラーで顔を見ると顔は真っ赤、そしてぶつぶつが無数に出ているのです。体もそうです。その日はまだ食事もしていなかった為、原因は食事ではありません。

もしかすると思い庄屋さんの家に戻り台所を見せてもらいました。そうするとアルミの鍋はアルマイトが溶けざらざらの状態です。私はこの時紅茶が原因しているのではないかと思いました。スリランカの紅茶の硝酸濃度が異常に高かったことに気が付いたのです。

早速紅茶をすり潰し硝酸濃度を見ますと30,000ppmが限界の測定器の針が振り切れるのです。ほぼこれが原因しているに違いありません。

ヨーロッパの硝酸値の基準は2,500ppm以下
5,000ppmで致死量とされている

腎臓病の患者が男性に集中している事、30歳から40歳の農民に多い事等いくつも符合します。そして、私の症状が「多元素共存鉱石」「電解電子機能水」を飲むことで急速に改善したことからも硝酸が原因であることが分かりました。

これは化学肥料の問題です。多分農民の足裏から硝酸イオンが体内に入ったのではないか、それによって腎臓がやられたのではないかと推定をしました。

後は患者さんからの聞き取り、そして現地調査です。

かれこれ3週間後私は1冊のレポートを書き上げました。更にはCKDの患者の増加グラフと化学肥料の増加グラフとの相関もぴったり合うことにも気が付きました。

このレポートをJETRO経由でスリランカ政府に提出しましたが、その後の政変でどこかに行ってしまった様です。残念なことだと思います。

そして、この調査の結果を持ってわが祖国日本の現状を見た時スリランカと同じような状況であることに気づいたのです。

日本の野菜も硝酸値が2500ppmを超えていた

「現代農業の問題点と解決策」こちらから