おはようございます。太田雄一です。第52回

「スリランカの紅茶市場」

イランへの機械納品2800台の一攫千金の夢も消え、私はまた中国に戻り、中国でコツコツと市場を作り上げることに専念しておりました。

しかし、中国では人も育ち、私が動かなくともシステムは勝手に動いています。少しづつ私の時間が空くようになっていきました。

そんなことをしていると、ある日本の政治家(首相経験者)F氏の紹介ということである女性が私を訪ねて来ました。

私はこの政治家Fさんとは会ったこともないし、何故彼が私を知っているのか分かりません。しかし、面白そうだったので日本で一度会うこととなりました。

彼女曰く「スリランカの紅茶市場を何とかしたい」ということで手伝ってほしいとの事でした。

スリランカの紅茶市場を何とかしたいという依頼

当時、スリランカの紅茶はイギリスを中心に輸出されていたのですが、硝酸塩(硝酸)値が2500ppm以上あるということで危険野菜との評価を受け完全輸入禁止になっておりました。

ヨーロッパの硝酸値の基準は2500ppm以下
5000ppmで致死量とされている

異常に高い紅茶の硝酸値化学肥料等の肥料の使い過ぎによるものであることはわかっていました。電解電子機能水を使えばこの問題を簡単に解決できると考え、私はスリランカに次の市場があると勝手に考え、この女性と一緒に日本からスリランカへ飛びました。

そこで紹介されたのがラージャパクサ大統領の政治顧問といわれる仏教の高僧でした。この高僧の仲介でスリランカの首相とも会った後現場の担当者と打ち合わせが始まりました。話し合いはとんとん拍子に進み、最終的には生成装置を2台購入してもらうこととなりました。

高層の仲介でスリランカの首相と会う