おはようございます。太田雄一です。第34回

「モンゴルでの農業テスト」

どこに行くかを真剣に考えていたところ、世界で最も農業生産に不向きな土地はモンゴルであるとアドバイスしてくれる人がいました。

モンゴルはアメリカや日本の政府の影響の少ないところであり夏は40℃、冬は-40℃にもなるところです。雨もほとんど降りません。土地も痩せており試験にはもってこいの所でした。すぐさま日本に帰り東京のモンゴル大使館でモンゴルでのビジネスパートナーを選んでもらいました。

その結果、モンゴル科学技術大学の副校長のボジ先生を紹介してもらいました。彼は東工大で準教授まで務めた人で日本の事はよくわかっていました。日本語もうまくコミニケーションは全く問題がありません。

そこで科学技術大学傘下の農業大学を用いた小麦のテストに入ることとなりました。初年度はやはり農民が怖がり1haだけでテストを行うこととなりました。

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その結果一般の小麦に比べ1.6倍の生産量を示すとともに極めて質の高い小麦を生産することができました。その他人参、玉ねぎ、ジャガイモ、トマト、キュウリ等も生産してみましたが通常生産している野菜の約2から3倍の大きさになりました。勿論全て無農薬です。