おはようございます。太田雄一です。第28回

「S電子プロジェクトの顛末」

S電子のプロジェクトは総額1億5千万円となり、H君の懐にはその30%が入り、私たちは約1億円を手にすることができました。そして彼は韓国人は必ずデッドコピーを作るだろうから補償金を取り、もしデッドコピーを作ったらその補償金を没収しようということとなりました。

補償金の契約を勧めるH君

契約にはお互い弁護士が入りその契約書のサインをソウルのS電子の本社・水原で行うこととなりました。その補償金は2000万円。2000万円は、彼らからしたら端た金だったのでしょうが、私たちにとっては大金です。

補償金の契約書も作ることになった

そうこうするうちに彼らはしっかりとデッドコピーらしきものを作り市場に出してきました。直ちに市場から1台回収し解析したのですが動かないのです。日本に送り動くようにするよう技術の社員に伝えますと、ほとんどすべての部品を取り換えなければならなくなりました。韓国人の性格の一端を見せてもらいましたが驚きました。
動かない機械を平気で市場に出したのです。その精神が分かりません。すったもんだしましたが、このS電子物語はこの50台の納品と2000万円の没収で終了したのです。