おはようございます。太田雄一です。第19回

「会社設立と機械の開発」

2003年7月会社設立のための準備室を開設しました。先に述べたK君そしてM君と資本金1000万円の会社を設立。私は530万円を何とか用意し、資本の53%を持つ私が代表者になることとなりました。会社名はJWSテクニカ㈱としました。

JWとはジャパンウォーターの略です。日本語で言うと「日本水」という意味です。エレキテルから生成されるシンノウルの改良版ということでしょうか。日本で開発された水「日本水」それを提供する会社という意味です。

2003年 株式会社 JWS(Japan Water Supply)テクニカ設立

テクニカはまだまだ技術開発はこれからも必要ということから用いました。正式な登記はそれから2か月後となりましたが、何とかスタートラインには着くことができました。特殊なチタン材、白金メッキ等の業者探しから始め、何とか材料も手に入り3か月後には車でのホームレス時代に考えついた「片側電解一方吐出方式」の試験を行う事ができるようになりました。

色々試行錯誤をした後やっとのことで試作機が1台組立てられテストに入ることとなりました。しかし、何故か電解しないのです。全く電気が流れず動かないのです。そのときは本当に焦りました。

あれだけ頭の中で動かし色々と検証をした結果がこれです。何が悪いのか全く分かりませんでした。色々チェックしてみよう、結果が出るまで諦めずテストを続けて見よう。そう考えました。それから不眠不休のテストが始まりました。

原因が一つ一つ解明され電解が安定するまで84時間という時間が必要でした。この間一睡もしていないのです。私だけではありません新しい仲間たちも皆一睡もしなかったのです。こんなスタートだったのです。

不眠不休のチェックが続く84時間


その中で改めて解ったことは自衛隊の技術者は優秀だなということです。