おはようございます。太田雄一です。第37回
「中国の自動車教習所で栽培テスト」
急遽1台機械装置を購入してもらい、分解して手持ちで中国北京に持ち込みました。その上で実験地を指定してもらいました。
実験地は1ha、それも自動車教習所の跡地が指定されました。畑は山ほどあるのに何故こんなところを指定したのかと聞いてみたら、モンゴルでうまくいったのが本当ならここでもできるだろうとの事でした。
現地を見た後すぐに重機を入れ土を掘り返しその後、牛糞を入れたのち客土を入れ多くの種類の農作物の栽培テストに入りました。
栽培した作物はトマト、キュウリ、ネギ、ほうれん草、ピーマン、インゲン、しそ、トウモロコシ、ブロッコリー、日本の椿等でした。
播種をして2か月後見事に全ての作物が無農薬で出来上がり、試食をし、その味のすばらしさに皆びっくりしていました。

自動車教習所跡地

中国人のすごいところはここからなのです。こうした事実をつかんだ李博士は投資家と呼ばれる人を探し、殷さんという投資家がこの技術に興味を持ってもらったと言ってきました。
殷さんは中国解放軍の元将校でベトナム戦争従軍者でもあります。年齢も同じ事もあり、同じ元軍人同士色々話に花が咲き、ベトナム戦争の秘話を北ベトナム側から話してもらいました。
ベトナム戦争当時中国人民解放軍は約5万人ほどがベトナム戦争に従軍したこと、そのほとんどが戦死し中国へ無事帰ってきたのはほんの一握りだったことを通訳を入れ話してくれました。
彼は私たちの電解電子機能水のテスト地を見て、そして野菜を生で食したのちこれはうまいと言ってくれました。
単に無農薬だけではなく味は天下一品だとほめてくれたのです。

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